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この映画、好き嫌い分かれそうですよね。
テーマがテーマなだけに。
『ジョゼと虎と魚たち』も、けっこう意見割れてましたもんね。
私の周りでは、『ジョゼ~』の方は、女の子には好評で、男の子にはウケ悪かったです。
おそらく妻夫木聡演じる主人公の女々しさにショックを受けたんじゃないでしょうか。
で、それに動じずひとりで生きているジョゼにますますショックを強めた、みたいな(笑)。


この映画、私はけっこう好きです。
映画館でももちろん観ましたが、DVD出てたので借りてきてまた観ちゃいました(^ー^)

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『メゾン・ド・ヒミコ』
監督:犬童一心
出演:オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯ほか

塗装会社で事務員をしているサオリは、ある事情で借金を抱え、夜もコンビニでバイトをしている。
いっそのこと、風俗店で働こうか・・・、と思い悩む今日このごろ。

そんなサオリの前に、若くて美しい男が現れる。
それは、幼いサオリと母を捨て、家を出て行った父親の恋人だった。

父は家を出た後、ゲイバー「卑弥呼」の2代目ママの後を継いだ。
その「卑弥呼」から引退し、現在は、ゲイのための老人ホームの館長を務めている。
末期がんを患い、余命幾許もないのだという。

だから、その老人ホームを手伝ってほしい。父の恋人は、そう願い出たのだった。
父を嫌い、その生き方さえも否定し続けてきたサオリは、当然断ろうとする。
が、父の遺産や破格の日給につられ、老人ホームを手伝うことに。
「メゾン・ド・ヒミコ」、ゲイのための老人ホームで・・・。


なんというか、映画全体に流れてる空気が好きです。
穏やかで、少し哀しい感じ。
ものすごい不幸なわけではないけれど、満ち足りてもいない、そんな感じ。

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ゲイの老人たちはみんな明るいんだけど、どこかに淋しさと不安を抱えています。
「死ぬときは独りなんだ・・・」というような。
でも、だからかな。優しいんですよね。

口は悪いんだけど、「ゲイ」を嫌悪するサオリに対しても、彼らなりの優しさを持って接します。
それは、普通の人とは少し違う優しさで、わかりづらいものなんだけど、今までずっと孤独だったサオリの心を少しずつほぐしていきます。

一方で、父の恋人・岸本に惹かれている自分に苛立ってしまうことも。
どうにもならないですよね、だって相手はゲイだし、父親の恋人なんですから・・・。

好きな人がゲイだったら、きっとすごくツライ。
私がもしそういう立場だったら、やっぱり当てつけで他の男とああいうことしちゃうかもしれません。
「私が泣いている理由は、たぶん常務が思っている理由のどれとも違います」
っていうセリフに、サオリのすべての気持ちが込められているような気がしました。

せつなくて、哀しくて、でも少し幸せな結末が残されている。
そんな映画です。

風景もきれいですよ。海沿いに立つホテルだとか、バス停の周りの緑とか。
あと、オダギリジョーがすごい色っぽくていいです(笑)。
興味あったらぜひ、観てください。

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