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『友へ チング』の監督、クァク・キョンテクが韓国史上最大の制作費を投入した人間ドラマ。
主演のチャン・ドンゴンは、役づくりのために10キロも体重を落としたそうです。
確かに、表情に鬼気迫るものがありました・・・。

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『タイフーン TYPHOON』
監督・脚本:クァク・キョンテク
出演:チャン・ドンゴン、イ・ジョンジェ、イ・ミヨンほか
公式HP:http://www.typhoon-movie.jp/


“北”から韓国に亡命するはずだった。
何事にも慎重な父は、韓国側への根回しも済ませていた。
しかし、土壇場で韓国側は裏切った。
目の前で両親を殺され一族も惨殺されるなか、姉とふたり、やっとの思いで逃げ延びた少年は、幼心にも自分たちを見捨てた国へ復讐心をたぎらせる。

そして今。
海賊のリーダーとなったかつての少年は、南北両国へのテロによる復讐と、生き別れた姉との再会を夢見、着実に準備を進めていた。
その謀略を阻止すべく、韓国は海軍の極秘捜査官を派遣する。
そして、このふたりの出会いは、事態を思いもよらぬ方向へ展開させていくのだった・・・。


という内容。
つくづく、「日本は平和でいいなあ」という気にさせられました。
自分の祖国を恨み、呪い、復讐を誓うなんて哀しすぎる。
でも、こうするしかきっと自分を支える術はなかったんです。
もちろんこれは映画ですけど、現実に起こっても誰も驚かないんじゃないだろうか・・・、という気がしました。


ところどころ、説明不足のところもあるんですけど、全体的にみればけっこうよく出来た映画だったと思います。
海軍の極秘捜査官役のイ・ジョンジェの演技が秀逸です。
もちろん、主演のチャン・ドンゴンもすばらしいんです。でも、より強力にイ・ジョンジェに惹き付けられるものを感じました。
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他の人はどうかわからないですけど、私の場合、いつも映画観てるときってだいたい主演に肩入れするんですね。
どんなに嫌なやつでも、無謀なことをやろうとしてても応援してしまうし、なんとかやり遂げてもらいたいと思う。
なのに、この映画に関しては、そういうふうに観れなかった。


主人公が他人を巻き込んでテロを起こそうとしてるから?


ううん、そういうわけじゃない。
もちろん私にも倫理観ってものはあるけど、そういう生理的な面で応援できなかったのではなくて、そのテロ行為を、命をかけて阻止しようとしている極秘捜査官の姿に心を打たれたんです。
主人公とは敵対関係になる彼に、死んでほしくないと思った。
テロが成功したら、きっと彼も死んでしまうから・・・。


その一方で、主人公の今までの苦しみを考えると、復讐を遂げさせてやりたいという気持ちもどこかにあって。
映画を観ている間中、心がすごく揺れました。
自分が参加できないことを、もどかしく思うような。
だからかな、観終わったらものすごく疲れてグッタリしてました(-x-;)


けっこう哀しいシーンが多いわりには、今回はあまり泣かずにすんだな~、と思いきや。
最後の回想シーンでやられました。
これから何が待ち受けているのか、何も知らず、幸せの絶頂にいる家族。
無理です、こらえられません・・・。
エンドロール終わっても、しばらく涙がとまらなかった・・・。


それにしてもチャン・ドンゴンって、いい男ですけどなぜかこういう泥まみれになるような戦闘ものばっかり選んで出てるような気がします。気のせいかな・・・?
いい役者には違いないですけどね。
日本の若手俳優で、こんな凄みある表情できる俳優って、いまのところ思いつきません。

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