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朝日新聞の夕刊で連載されていた作品。
連載中からかなり話題になってました。とにかくおもしろいです。
そして、泣けます。


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『椿山課長の七日間』/浅田次郎著
朝日文庫 630円


働き盛りの46歳で突然死したデパートマン・椿山と、誰かに間違われて撃たれて死んだ真面目なヤクザ、交通事故で死んだ少年・・・、現世に思い残しがあった3人が、特別に許可を得て舞い戻った。
それも、生きていたころとは全く違う仮の姿で。
タイムリミットは初七日を迎えるまで。


この小説の中で描かれている「死後の世界」は、私たちが普段想像しているような世界とはまったく違います。
たとえば、現世で重大な罪を犯していても、即地獄行きではありません。
きちんと「講習」を受けて反省したら、極楽浄土へ行くことができるようになってます。


ほとんどの人は、この「講習」を受けることになります。
「講習」を受けずにまっすぐ極楽往生できる人の条件は、「殺生をしない、盗みをしない、邪淫に溺れない、嘘をつかない、酒をのまない」の五戒すべてを守っていた人だけ。
もちろん、程度の問題はあるから、罪のない嘘くらいは許されるとのこと。
罪の重さは、「相手をどれだけ深く傷つけたか」が基準とされます。

「こわいこと」(つまり、地獄行きということらしい)にならないために、破ってはならない規則は、
・正体を誰にも明かさない(見破られてもダメ)
・復讐はしない
・期限を守って天国に帰る
の3つ。

愛する家族や友人に再会できても、別人としてふるまわなければならない。
それはとても切なくて、時には悲しく、そして苦しい。
知りたくなかったことまで知ってしまって、深く傷つくこともある。
だけど、彼らはそうまでしてやりとげたいことがあった。

本当の愛って、なんだろう?
そのひとつの答えが、この本のなかにあります。


とても温かい気持ちになれる作品です。
まさしく、浅田次郎ワールド。
最近心がささくれてる、って人は、ぜひ読んでみてください。


それにしても、「死後の世界」の設定がすごくおもしろい。
一体どうやったらこんな世界観を思いつくのか?
浅田次郎の頭のなかをのぞいてみたくなっちゃいました(笑)。


そうそう、ドラマ化決定したらしいですが、詳細まだわかりません。
ちなみに、私はなんとなく、椿山課長に西村雅彦の姿を重ねて読んでました(笑)。
キャスティングどうなるのか、今から楽しみです(^ー^)




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