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廣木隆一監督作品。
この監督の作品は、いつ見てもなんだか疲れます(笑)。
でも、観ちゃう。
結局好きってことなんだろうな~、きっと(*^-^)ゞ


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『やわらかい生活』
監督:廣木隆一
脚本:荒井晴彦
原作:絲山秋子『イッツ・オンリー・トーク』
出演:寺島しのぶ、豊川悦司、松岡俊介、田口トモロヲ、妻夫木聡、榎本明、大森南朋など
公式HP:http://www.yawarakai-seikatsu.com/

一流大学を卒業し、大手企業の総合職へ。
キャリア街道を突き進んできた主人公・優子は、両親と親友の突然の死をきっかけに、うつ病を発症。6年の間、精神病院へ入退院を繰り返している。


そんなある日、出会い系サイトで出会った痴漢男(同意の痴漢プレイ)に連れられて、東京の端っこの街、蒲田にやってくる。
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蒲田という街に懐かしさを感じ、気に入った優子は引っ越す事にした。
それをきっかけに、うつ病のやくざや元同級生でEDの議員、いとこの祥一が優子の周りに集まってくる。
壊れかけた心を抱えて孤独に生きてきた優子は、彼らとふれあううちに心をほぐしていくのだった・・・。


というストーリー。
孤独で自然体の魅力的なヒロイン、橘優子を演じるのは『ヴァイブレータ』で各賞を総なめにした女優・寺島しのぶ。
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寺島しのぶの演技を観ていると、いつも不思議な気持ちになります。
とりたてて美人でもセクシーでもないのに、なぜかすごく惹きつけられるから。
肌を露出しなくても(『ヴァイブレータ』ではしてましたがw)エロティックな表現ができる、というのもすごい。
なまじっか、美しい女優さんが演じるよりも迫力と説得力があって、リアルな女性像になっている感じがします。


この映画では、「人生をひとやすみ」している女性を演じているのだけど、
「誰にも何も求めない。誰にも執着しない」というようなスタンスに、これまでの人生で経験した絶望感が凝縮されているように感じて、観ていて心が痛くなりました。


全体的に、説明的なシーンが少ない映画です。
が、決してストーリー展開がわかりにくいということはありません。
脚本が良かった、ということもその理由のひとつでしょう。


脚本を書いている荒井晴彦氏は寺島しのぶの出世作『ヴァイブレータ』の脚色を手がけた人で、男性だけど、女性の視点でものを描くのがうまい。
『ヴァイブレータ』のときも思ったのだけど、廣木隆一×寺島しのぶ×荒井晴彦は、相性バッチリというか、感性が似たもの同士というか、融合することでお互いの持つ魅力をより高めあっているのではないか・・・と。


キャスティングもいいですね~。
豊川悦司がチャーミングなダメ男を演じているのですが、これまた妙にハマリ役。
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オンナゴコロをくすぐられました・・・(笑)。
カラオケで尾崎豊を熱唱するシーンなんか、ファンにはたまらないことでしょう。


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妻夫木聡くんは、気の弱いやくざ役。
主人公の優子と同じで、うつ病に悩んでいます。
最初のうち、妻夫木くんだと気づきませんでした。
それくらい、やくざモノになりきってます。


個人的には田口トモロヲがよかった!
痴漢なのに色んなこだわりがあったりとか。
痴漢プレイが好き、という変わった性癖の持ち主だけど、結構紳士的な会話ができる人間で、そのギャップがおかしかったりします。


とはいえ、やはり廣木隆一作品。
アクが強いし、とりたてて何か大きな出来事があるわけでもないので、ハリウッド映画慣れした人にはつらいかもしれません。
が、案外評判よかったみたいですね。優子のような壊れかけの心を持った人間に、同じ世代の女性たちが共感できた、ということなのかも。


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ラストシーンは、「好きなように解釈していいよ」ということでしょうか・・・。
私としては、希望的観測の方で解釈したいです。
が、常識的に考えると優子の幻聴、ってことなんでしょうね。
(ネタバレ防止のため、中途半端な書き方しちゃってごめんなさい!)


とりあえず、『ヴァイブレータ』を面白いと思えた方は、観てみてはいかがでしょ?
なかなか、興味深いですよ☆


ちなみに、私としては蒲田が舞台というのも楽しめたポイントのひとつでした。
実家が蒲田に近いため、よく散策していたことがあったので・・・。
映画を観ていて「あ、あそこ行ったことあるな」っていうの、結構うれしいものですよね(笑)。



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