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『最後の願い』
光原百合
光文社/1800円

なんとなく書店をブラブラしてて、帯のキャッチが目に留まりました。

「“このミステリーがすごい!” 2006年版 ベスト10入り」

で、思わず購入。
この作家さんの作品は今まで一度も読んだ事がなかったんですが、ミステリー好きとしては、“このミス”ベスト10入りと言われちゃ無視するわけにもいきません(笑)。

読んでみると、ミステリーというよりは、人間ドラマ色が強い印象。
「劇団φ」立ち上げのために奔走する度会と風見は、役者ならではの鋭い観察力を持っています。このふたりが“探偵役”になっていて、出会った人々の日常に潜むちょっとした謎を解き明かしながら仲間に引き入れていくというストーリーでした。

何気ない出来事だと思っていたことが、実は思いもよらぬことだった。ただ人の話を聞いただけで、度会や風見はその謎を解いていきます。
ふたりの頭の回転の速さや、人の心理に対する理解力には目を見張るものがあります。


ただ、女の子のキャラクターが、なんだか全員男前です。
全部のキャラが似通って見えて、読んでいて区別がつかなくなっちゃいます。

ミステリー的な部分の発想は面白かったんですけど、人間ドラマ色が強い割に、キャラクターの書き分けができてない。惜しいです。
キャラクターの外見とかについての説明はしょっちゅう出てくるんですが、もうちょっと内面の描写も欲しかったですね。

ちょっと厳しい評価になってしまいましたが、おそらく好みの問題でしょう。
ハマる人もたくさんいるはず。じゃないと“このミス”でベスト10入りはしないでしょうから。

読後感は爽やかです。
ミステリーなのに、ほんわかやさしい気持ちにさせてくれる。
後からジワジワと「いい話だったなぁ・・・」という気持ちにさせられました。
気になる方、チェックしてみてくださいね。
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