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タイトル見て「なつかしい!」と思ったアナタ、さては川原泉ファンですね!?

ま、私も人のこと言えません(*^-^)ゞ
新作映画をチェックしてて、「あれ、このタイトルって・・・?」と。


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『笑う大天使』
監督:小田一生
原作:川原泉
出演:上野樹里、関めぐみ、平愛梨、伊勢谷友介
公式HP:http://www.michael-movie.com/


「女手ひとつで苦労しながら育ててくれた母を亡くした17歳の司城史緒の前に、今まで存在すら知らなかった兄・一臣が現れる。実は司城家は旧・伯爵家のお家柄。兄に引き取られた史緒を待っていたのは上流階級の暮らしだった。一臣の希望で転入した聖ミカエル学園は由緒正しきお嬢様が集う驚愕の別世界。根っからの庶民派である史緒は必死の猫かぶり生活を始めるのだが…。」(goo映画より抜粋)


そういえば、ちょっと前にウワサ話で聞きましたよ。
映画化されるらしい、って・・・。


川原泉センセのマンガ、すっごい好きだったんですよね~。
主人公とかがすっとぼけた感じだったり、
マンガ全体にほのぼのした空気が漂っている感じで。

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『笑う大天使』は中でも一番好きな作品。
(大天使=ミカエルと読みます)

ビンボーでもつつましくささやかな暮らしをしていたのに、母が突然倒れて亡くなってしまった女子高生。
「これからどうしよう・・・」と途方に暮れる彼女の前に、実の兄を名乗る人物が現れた!
存在すら知らなかった兄の出現に戸惑う間もなく、引き取られた先は旧伯爵家。

超庶民(むしろちょっとビンボー)だったのに、いきなり上流階級の暮らしを余儀なくされた彼女は、とりあえず猫をかぶったまま転入先のお嬢さま校の門をくぐるのだけど・・・。


というお話。


必死に猫をかぶりつつ、時々“素”がポロッと出てしまう。
でも、周りのお嬢さま方も実は猫かぶってたりして、お互いさまだったりして(笑)。


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(画像:映画『笑う大天使』より)
最初は兄に対しても一線を引いていた主人公が、ちょっとずつ兄の本心を知って心を許していく様子にも心が温まります(^-^)


川原センセの作品に登場する人たちは、みんなどこかズレていて、そこが面白かったりします。


読んだのはかなり昔(おそらく小学生のころ)なので、間違ってるところあったらごめんなさい(^-^;)
本棚探してみたけど、引越しのときどこかにやっちゃったみたいで(涙)。
古本屋で探してみようっと。


そうそう、『バビロンまで何マイル?』『ミソ・スープは哲学する』(『カレーの王子様』という短編集に収録されたもの)『美貌の果実』などもオススメです。


『バビロンまで何マイル?』は、連載中に川原センセが急病で倒れたらしく、続きが読めずにいましたが(ノД`)
単行本で完結してるらしいです(今調べてて知りました)。
知らずにソンしてた・・・!


しかし川原センセ、結構病弱だから心配です・・・。
最近はほとんど活動されていらっしゃらないみたいですが、白泉社から隔月発刊(偶数月発売)されている、『MELODY』というマンガ雑誌では書かれているみたいですね。
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『のだめ~』でちょうどマンガ熱再燃したところだったので、これも何かの縁でしょう。
よし、久しぶりに川原センセのマンガもチェックしちゃいましょうか☆


手始めに、今日本屋で『バビロン~』単行本買おうっと♪


あ、映画は7月15日~、渋谷シネ・アミューズなどで公開されます。
こっちも要チェックだな~。
川原ワールドがどこまで再現されているのか。
観たらまたレビューをアップしますね(*^-^)ノ



ランキング参加中♪
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追伸:
『MELODY』8月号(現在発売中)に、『笑う大天使 特別編』が掲載されているらしいです。
『笑う大天使』ファンだったみなさま、あのころの気持ちに戻ってチェックしてみてはいかがでしょ?
宮崎あおい主演、1968年に実際に起こった「三億円事件」をモチーフにした映画。
中原みすずの小説『初恋』を読んでから、映画化を心待ちにしてました。

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『初恋』
監督・脚本:塙幸成
原作:中原みすず
出演:宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、青木崇高、柄本佑、松浦祐也、藤村俊二ほか


たとえば、好きな人と同じ空間にいるだけで、ほのかな幸せを感じるとか、
彼がいつも読んでいる本を図書館で見つけてほほえんだりとか、
「意外にグラマーだな」と言われて、思わずひっぱたいてしまうのだけど、なんとなく嬉しかったりとか。


学校でも友達をつくらず、居候している親戚の家にも居場所が見つからなかった少女が、唯一心を開くことができた人。
それが、彼でした。
だから、彼女は実行犯になった。おそらく、世間が騒いでいる「三億円事件」の。
そして、それが今も彼女の心に傷を残している・・・。


予告は「三億円事件」がメインテーマのようなイメージでつくられていますが、
実際はタイトルどおり、初恋の話です。

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孤独な少女が初めて仲間を見つけ、そのうちの1人にほのかな恋心を抱き・・・。
そして、好きな人のために、犯罪に加担する。
「私のことを必要だと言ってれる人ははじめてだから」と。
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その選択によって、ふたりは永遠に会えなくなってしまいます。
皮肉なものです・・・。


犯罪を起こしたのも、お金のためではなく「世の中を変えたい」という思いから。
学園紛争が激化し、若者が熱い論争を繰り広げた時代。
国際反戦デーにも多数の学生や市民が参加したデモが激化するなど、世の中の空気が熱くうねりを上げていたころ。
そんな時代だからこそ、「目的はお金ではない」という犯人側の設定が素直に納得できます。


全編において、宮崎あおいの魅力が満載です。
キラキラとしたオーラを振りまいていて、惹きつけられました。
ファンになりそうです(笑)。


男性よりも、女性のほうがストーリーに共感できると思います。
さらにいえば、何も知らずに見るよりは、ある程度60年代後半がどんな時代だったのか知っておくと、もっと深く理解できるのではないかと。
(私はもともとこの時代にメチャメチャ興味があって、かなり詳しいので・・・w)


ラスト、暗転したスクリーンに浮かび上がった文章。
それを読んで、涙がどっと溢れました。
こらえきれなかった・・・。

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初恋って、切ないような甘酸っぱいような思い出だったりしますよね。
このストーリーの主人公みすずにとっては、痛みを伴うものになってしまっているけれど。
ちなみに、私の初恋は苦しくて楽しいものでした(笑)。
その辺の話はまた今度(*^-^)ノ

あ、60年代ファッションがかわいかったです。
そこもぜひチェックしてくださいね☆
監督は『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス。
この情報をキャッチしたとき、瞬時に「絶対観なきゃ!」と思いました。
それくらい最高だったんですよ、『シティ・オブ・ゴッド』。
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というわけで、ずっと前にチケットは購入済。
そのくせ、忙しさにかまけてなかなか観られず(^_^;)
ようやく観てきました!
東京ではもうレイトショーでしか観れないみたいです・・・。

-------
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『ナイロビの蜂』
監督:フェルナンド・メイレレス
原作:ジョン・ル・カレ
出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズほか
公式URL:http://www.nairobi.jp/


英国外務省一等書記官のジャスティンが、ナイロビ空港からロキへ旅立つ妻テッサを見送るところから話が始まります。

2日後に戻る予定だったテッサ。
しかし、彼女はロキから車で出かけたトゥルカナ湖のそばで、死体になって発見されたーー。


テッサは黒人医師のアーノルドと一緒に、スラムの医療施設を改善する救援活動を行っていた。
そして、今回の旅もその一環だったはず。
ところが、同行したはずのアーノルドは行方不明のまま。
警察は“よくある殺人事件”として処理しようとする。
テッサとアーノルドは不倫関係にあった。
そして、旅先で強盗にあって殺された、と・・・。


遺品を整理していたジャスティンは、生前のテッサの言動を思い起こし、
「自分の知らない何事かにテッサは巻き込まれ、命を落とすことになったのでは」
と考えはじめ、テッサの死の真相を独自に調べる決意をするのだった・・・。


というストーリー。

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ジャスティンが亡き妻の面影に浸るセンチメンタルな回想シーンと、妻の死の真相を探るサスペンスの部分とが交互に映し出されるかたちで描かれていきます。

色鮮やかな民族衣装、土煙舞う砂漠と空、広大な地平線に沈む夕日。
手持ちカメラを駆使し、ケニアの過酷な現状を描きつつも、詩的な美しさを漂わせる映像に引き込まれました。


せつないストーリーの中にも、アフリカで暮らす人々の力強さが感じられる。
そのあたりに『シティ・オブ・ゴッド』で私が魅了された、フェルナンド・メイレレス監督らしさが出ていたと思います。


最後に。
テレビCMで、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんが
「奇跡を感じてください」
なんて言っていますが、そんな次元のストーリーじゃないです。


“愛の奇跡”と表現するのは、あまりにも気安すぎます。
ラストシーンでのジャスティンの決断は、本当に切なくて・・・。
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そこには、妻への愛だけではなく、妻が命がけで実現しようとしていた正義を受け継ぐという使命感があります。


今年観た映画の中で、一番心に響いた映画でした。
まだ観てないという方、ぜひチェックしてみてください。
『シティ・オブ・ゴッド』もね☆


今日は久しぶりにまじめな映画レビューですね(笑)。
時間に余裕あったので、もう一本映画レビュー。
いままでのサボりをちょっと取り返すつもりで(笑)。

『間宮兄弟』も観てきました。

ドランクドラゴンの塚地武雅が弟役。
佐々木蔵之助が兄役。
ぜんぜん似てないふたりが兄弟役って、いったいどうなるのか・・・?
と思いつつ。

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『間宮兄弟』
監督・脚本:森田芳光
出演:佐々木蔵之助、塚地武雅、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子ほか
原作:江國香織
公式HP:http://mamiya-kyoudai.com/


江國香織の同名小説の映画化。
東京の下町のとあるマンションで一緒に暮らす、30代なかよし兄弟の物語。


兄・明信はビール会社の商品開発研究員。
弟・徹信は、小学校の校務員。

とっても仲のよいふたりには、共通の「大好きなもの」と「楽しみ方」があるんです。

ベイスターズの試合をテレビ観戦するときは、ふたりでベイスターズの野球帽をかぶり、スコアを記入。
チームが勝ったときは、紙ふぶきを散らして大喜び。
ビデオ鑑賞するときは、明信はビール、徹信はコーヒー牛乳(ビンのやつ)と山盛りのポップコーンを必ず用意。

休日の午後は一緒に昼寝。
散歩やクロスワードパズルや紙飛行機など、子供のころとまったく同じように一緒に遊んで、何の不自由もなく暮らしている。


ただし、お互い恋人はいないんだけど。


そんなある日、徹信が「カレーパーティーをやろう」と言い出します。
行きつけのレンタルビデオ屋さんの店員・直美ちゃんと、徹信の勤める小学校の依子先生にも声をかけて。


・・・というようなところから、物語が始まります。


人でごったがえす商店街で「ぐりこ」しながら駆け回ったり(片方が勝ちすぎて姿が見えなくなってしまうと、ケータイでじゃんけん続行)、落ち込んだら飛行場に飛行機を見に行ったり、仲がよすぎて周りから見ればちょっとキモイふたり(笑)。

でも、とってもいい人なんです。
恋愛対象にはならないんだけどね・・・。



この映画、とくにストーリーのようなものはありません。
間宮兄弟の日常を切り取ってみた、という感じ。
兄弟の愛すべきキャラクターが微笑ましく描かれていて、とっても癒されます。

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あと、女の子がかわいいです。
最近の若手女性タレントって全然チェックしてなくて、沢尻エリカとかも知らなかったんですけど(ごめんなさい!)、とっても魅力的でした。
間宮兄弟の地味さ加減に、女性陣がいい感じに華を添えていて良かったですよ☆


全体的に、ゆる~い感じの映画なので、ストーリー展開や人間ドラマを求める人には向かないかも。
『かもめ食堂』みたいな映画が好き、って人は気に入りそう。
空気感を楽しみたい映画です。
みなさま、すっかりご無沙汰です。
1月以上更新サボってしまいました・・・(-X-;)


さて、気を取り直して、久々に映画見てきたのでレビューです。


柳楽優弥くんがカンヌで最優秀男優賞を受賞した映画『誰も知らない』の大ヒットで、一躍時の人となった是枝監督。
最新作『花よりもなほ』では、時代劇に初挑戦。
それにしても、よくまあこんなに豪華な顔ぶれが揃ったものです。

時代劇なのに、若い女の子のお客さんが多かったのは、主演の岡田准一くんのおかげでしょうか・・・?

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『花よりもなほ』
監督・脚本:是枝裕和
出演:岡田准一、宮沢りえ、古田新太、國村隼、中村嘉葎雄、浅野忠信、原田芳雄ほか
公式HP:http://www.kore-eda.com/hana/


剣の腕がからきしダメな侍の仇討ちをコミカルに描いた作品。
是枝監督のオリジナル脚本です。


時は元禄15年。仇討ちに藩が賞金を出していた時代。
父の仇討ちのために松本から江戸に上京してきた若い武士、青木宗左衛門が主人公。
広い江戸で父の仇を探し続け、時間ばかりが過ぎていく。


剣術師範だった父の名誉回復のため、一刻も早く使命を果たしたい、と焦りを見せる宗左衛門。
ところが、宗左衛門の剣の腕はまったくいけてない。
仇討ちにいって返り討ちにあうのが関の山。
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そんな事実に気づいた長屋仲間は、宗左衛門が生き延びられる道として、「仇討ちしない人生もある」ということを教えようとするのだった。


同じ長屋にすむ美しい未亡人、おさえさんにほのかな恋心を抱いた宗左衛門は、「死なずに生きる道=仇討ちしない」という選択肢に魅力を感じはじめる。
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一方で、経済的に困窮を極めていることもあり、「仇討ちがうまくいった場合の報酬の100両」をなんとか手に入れたい、と考えるのだが・・・。


はたして宗左衛門は仇討ちするのかしないのか!?


というストーリー。




今まで映画やドラマで見てきたような”時代劇”って、「面白さを演出するためのウソ」がある程度あちこちに見え隠れしていました。
ところが、この映画はわりときっちりと時代背景を追っています。

元禄15年といえば、生類憐みの令で有名なかの将軍、徳川綱吉の時代。
赤穂浪人たちの吉良邸討ち入りがあったのも、この年です。
そんなバックグラウンドの流れをくんで、岡田准一くん演じる侍・青木宗左衛門の仇討ちと、赤穂浪人たちの仇討ちを同時進行させる、という構成になってるんですね。

なので、「日本史ぜんぜんわかりませーん」という人が見ると、面白さは半減するかも。
これから見に行く人は、「綱吉」「赤穂浪人」「生類憐みの令」などのキーワードだけでも勉強してから行くのがオススメです。


これまでの是枝作品はドキュメンタリータッチなものが多く(『誰も知らない』を見た方はおわかりでしょう)、撮影方法も「シーンごとに特定の設定をつくることで役者からアドリブ演技やセリフを引き出して記録していく」という方法をとっていました。

が、今回は「時代劇」という枠があったためか、わりときちんと脚本段階からつくりこまれていたようで、ドキュメンタリータッチというか、空気感というか、そういうものは感じられなかったです。
いままでの作品とはまったく違う雰囲気でした。


長屋などのセットはよくできてます。衣装もいい感じ。
私的には映画の最大の魅力は、主演の岡田准一くんかな(笑)。
「ひたむきさが感じられる瞳」っていうのが、「仇討ち」というテーマにぴったりリンクしてました(^-^)


次回の是枝作品に期待することにして、今回は評価保留ということで。


最後に、印象に残ったセリフを。
「桜が潔いのは、来年もまた咲くことを知っているからなんだよ」。

どんな死に方をするか、が大事とされていた侍の時代に「どう生きるか」悩む。
それって結構難しいけど、こんな風に言っちゃえるなんて、ステキなことなんじゃないかな、って気がしました。

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